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2017.12.11.

スマートスピーカーから考えるAI時代のマーケティング

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スマートスピーカーとは

スマートスピーカーについて

スマートスピーカーとはAmazon Echo、Google Home、Clova WAVEなど“ユーザーの声で応答する”音声で操作するディバイスです。
AIによる音声アシスタントを搭載し、ユーザーの声に対してさまざまなアクションを行うことができます。そのため、会話によるコミュニケーションを取ることができます。Appleのsiriが一般家庭向けになった端末と考えるとわかりやすいです。

スマートスピーカーは、米Amazonが先駆けになり、2014年に発売されました。現在はアメリカでは、一般家庭の実に8%に何らかのスマートスピーカーが導入されるほど普及しています。
日本への導入は言語の問題から遅れ、2017年10月にGoogle Home、Clova WAVE、11月にAmazon Echoが発売されました。

“ポストスマートフォン”としての“スマートスピーカー“

スマートスピーカーは、音声でディバイスを操作することができます。そのため、スマートフォンの次のディバイスとして期待されています。
具体的には下記のようなことが可能になります。

  • 検索する
  • 音楽を聞く(別途契約が必要)
  • 近くの場所を探す
  • 天気を調べる
  • 翻訳をする
  • ニュースをチェックする
  • タイマー、アラームをセットする
  • 個人の予定を読み上げる

今までスマホを立ち上げて“検索する”“天気を調べる”といった動作を、スマートスピーカーでは音声のみで可能になります。
「ねぇGoogle、明日の天気は?」と話しかけるだけでGoogle Homeが天気を教えてくれます。このように、今までスマホを使っていた操作のうち、主に画面を必要としない操作はスマートスピーカーに変わっていく可能性が高くなります。

スマートスピーカーの活用方法

スマートスピーカー先進国、アメリカでの活用状況

Infographic: What Are Smart Speakers Used For? | Statista You will find more statistics at Statista

2017年の「Statista」による調査を元にすると、アメリカではスマートスピーカーは下記のことに利用されています。

  1. 一般的な質問(60%)
  2. 天気を調べる(57%)
  3. 音楽を聞く(54%)
  4. タイマー、アラームのセット(41%)
  5. リマインダーのセット(39%)

注目するのは下記の点です。

  • 11%が製品の購入に使う
  • 8%が食品の購入に使う

日本ではまだスマートスピーカーが出始めということもあり、顕著にユーザーはスマートスピーカーに流れていません。
歴史的に見てもアメリカのトレンドを追う傾向があるので、2年以内にはアメリカに近い状態になると思われます。

私の利用法

ちなみに私の場合は、Google HomeをChrome Castと連携をかけて使っています。その結果Youtubeなどの動画も音声でコントロースできるようになりました。
IFTTT連携をかけると通常の家電(リモコンコントロール)も音声で使えそうなので、エアコンや照明についてもコントロールしようと考えています。

スマートスピーカー登場後のマーケティング

スマートスピーカーを活用したマーケティング事例

現状では、今あるサービスを音声でも扱えるようにするということが主です。
例えばアメリカのドミノピザがスマートスピーカーに対応したり、小売店は音声のよる注文を初めてきています。食べログ、ラジオ業界も対応を初めています。
AD周りでは、アメリカのPandra社が広告配信をスマートスピーカー向けに始めました。10秒、15秒、30秒で配信するモデルです。

これからのECサイト、WEBサイトはどうなる?

スマートスピーカーによるサービスが充実してくることで、ECサイト、Webサイトの意味合いがこれまでと変わってきます。
今まではなくてはならなかったものですが、音声だけで足りるといったこともあるでしょう。そうすると音声対応するような“スキル”の開発なども必要になってきます。パソコンからスマートフォンにユーザーが流れていったときと同じようなことが起こります。
制作側も、音声による再現性を求められていくことでしょう。また、それに伴ってSEO技術も変化することになり、いかに音声だけで伝えられるかといったことに重要性が移ってきます。
ユーザーの情報処理量からすると、スマートフォンよりスマートスピーカーの方が対時間で処理できる量が少なくなります。そうすると、最初の情報でユーザーが決めることが多くなるので、いかにして再生してもらうかが大切になります。
そのためには、プラットフォーマーに気に入られるような戦略を取るか、早めにサービスを音声対応しておくことで一定の認知を先に手に入れておく必要があります。

「続きはWebで」から「ねぇGoogle」の時代へ

過去に流行った「続きはWebで」からスマートスピーカーに移り、「ねぇGoogle」と言うだけでその先を展開させるCMが流行るかもしれません。
Webなどはスマホで見ると言う動作が必要でしたが、音声だけで再生されるので、ユーザーの離脱も少なくなりますね。

さらにスマートスピーカーが進化したマーケティングの未来

さらなるクロスプラットフォームへ

ますますクロスプラットフォーム化が大きくなります。
「ねぇGoogle 足りないものを買っておいて」といったら不足品などが送られてくることもあると思います。
ADも進化して、どのタイミングでアナウンスするかでコンバージョンに影響が出るので、狙ったタイミングで配信するような形になってくるでしょう。
例えばシャワーから出たタイミングで、冷たい飲み物のADが流れたりする形です。

また107 Designでは、『どの媒体にどのように費用を使ったら効率的か』を専門的に分析します。
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さらなる未来に起きること。パーソナライズされたAIの発達

スマートスピーカーの本当の進化はパーソナライズ化されたAIの進化です。
いずれスマートスピーカーは音声の質を判断し個人に最適な情報を提供するようになるでしょう。
「何を食べたら良いかな?」「次のデートに最適な場所は?」など個性化された案内ができるようになってきます。
「悲しいときには、気分が健やかになるような曲を流したり」と言ったことも自動で行われるでしょう。
よりAIが人の生活をサポートしてくれることにより、新たな価値観やストレスのない社会に移っていきます。

AUTHOR

高橋 博之

Hiroyuki Takahashi

システム会社のデザイン部部長を勤めた後、アソビュー株式会社でチーフデザイナーを務め、2017年に107Designにジョイン。
株式会社カヤック主催のセミナーで、武蔵野美術大学の学生に向けて共同トークイベントを行ったり、デザインセミナーで講師をつとめる。また、FM放送のJ-WAVE Ustreamイベントでコメンテーターを担当。WEB全体のトレンドやこれからの方向性についての知見を多く求められる。
人間の行動心理やロジックに基づいたデザイン提案を行い、分析とクリエイティブを密接に絡めてプロジェクト全体の方向性を正しい方向に導き、結果を出すことでクライアントの信頼に結びつける、というスタイルが特徴。

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